新社会人だった頃

4月に入り、新社会人を見かけるようになった。

 

おそらくまだ研修中、配属されてもOJT中であると思うけど可能性が限りなく広いのでみんながんばってほしい。

 

セカオワのHabitの歌詞みたいに説教くさくなるのもやだし、自分も10年前は新社会人だったのだ。

 

自分も初心に戻って頑張りたい。

 

自分が新社会人だった頃を思い出すといろいろひどかった。

 

まず、自分は相当へっぽこであった。

 

眠くて指示受けないと会社の会議室で抜け出して寝る。業務中に私用電話はかける。エクセルはまったく使えない。

 

あとは、震災の次の年だったため、相当仕事が忙しく、当時は働き方改革もなかったため、一番残業したやつがえらいという風潮があった。

そのため、常に23時まで残業、土日出勤当たり前、徹夜も当たり前

 

一回、日曜日行かなかったら怒られたことすらある。今思えばなんじゃそりゃという感じだが。

 

あとは上司含めまったく周りが教えてくれなかった。しかも勝手に期限を切られ、できない度に怒られていた。

なら、教えろという話だが、上司もやりかたをわかっていなかった。

 

そんなこんなで毎日のように部長に別室に呼ばれ、説教された。

 

挙句の果てにおまえはこの業界に向いていないとまで言われたことある。

 

転機になったのは、1年目の後半で、上のような環境だったため、精神的に病んでしまい、東京支社の別の部署に異動になった。

 

そこでは、歳の近い人が丁寧に教えてくれ、仕事は相変わらず忙しかったが、なんとかこなすことができ評価も上がっていった。

 

2年目に同じ部署にもどったときは格段にレベルがあがっており、なんとか使いものになっていた。

 

一つ教訓として言えるのは、1年目のレベルでそのあとすべて決まるわけではないかなと。

 

新卒は一番大事にされているので、配属部署が合わなかったら会社も考えてくれるし、怒られるのもへこむけど、プラスに考えていってほしいと。

 

むしろ、1年目そつなくこなしていった同期ほど早くやめたりしてたので先はわからないものである。

 

そう振り返ると、逃げずにコツコツやっていたのが身になっているかと。

 

専門外の調査部署に異動になり、毎日のようにいびられてた時期もあるけど、それを2~3年こなしてたら得意な分野と呼べるくらいになったし。

 

おまえはこの業界に向いていないと言われた自分でも、今の会社ではアテにされていて、自分しかできない仕事もできつつあるので、これからもこの業界で働いていってそんなやつのレベルを越してやろうとすら思ってるし。

 

まあ、弱い犬ほどよく吠えるとすら思っていていいくらいかもしれない。

 

30代になって、自分がこうなりたいというのも見えてきたので、おじさんはおじさんなりに頑張りたいと思。